2014年10月29日水曜日

なぜ遺言書を書かないのか? (中)

遺言書を書かない理由は、大きく3つくらいに大別できるとのではないかと考えていますが、結局これらの理由でもめることはない、トラブルにはならないと考えているわけです。

しかし、残念ながら実際は違います。

2014年10月27日月曜日

なぜ遺言書を書かないのか? (上)

相続のトラブルを防ぐために、遺言書を書いておいた方がよい。

多くの専門家がそのように言い、新聞や雑誌(経済誌でも!)等でも特集が組まれたりしています。
また、そのように考える方も増えてきて、実際に書いている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、私がセミナーをする際に、書いているかどうかを聞いてみると、9割以上の方が書いていないことがあります。

これまでの経験で、遺言書を書かない理由は、大きく3つくらいに大別できるのではないかと考えています。

2014年10月22日水曜日

はじめに ~ 「遺言ツアー」と「気持ちを伝える遺言」

数年前、「遺言ツアー」というものを企画・実施し、新聞やテレビでも取り上げていただきました。
この遺言ツアーの基本コンセプトが「気持ちを伝える遺言」でした。

私は、多くの遺言や続トラブルの相談を受ける中で、相続トラブルは単に法律の問題だけではないと考えるようになりました。

そして、遺言における「気持ち」について、その重要性を明確に考えるきかっけとなったのは、「亡くなった父が書いたはずの遺言書がない」ということで、ご兄弟との間で相続のトラブルになっていた方が、「財産のことはもうどうでもいい。親父の、最後の、本当の気持ちを知りたいだけです」というようなことを仰られた時でした。