2014年10月22日水曜日

はじめに ~ 「遺言ツアー」と「気持ちを伝える遺言」

数年前、「遺言ツアー」というものを企画・実施し、新聞やテレビでも取り上げていただきました。
この遺言ツアーの基本コンセプトが「気持ちを伝える遺言」でした。

私は、多くの遺言や続トラブルの相談を受ける中で、相続トラブルは単に法律の問題だけではないと考えるようになりました。

そして、遺言における「気持ち」について、その重要性を明確に考えるきかっけとなったのは、「亡くなった父が書いたはずの遺言書がない」ということで、ご兄弟との間で相続のトラブルになっていた方が、「財産のことはもうどうでもいい。親父の、最後の、本当の気持ちを知りたいだけです」というようなことを仰られた時でした。

「遺言ツアー」という言葉だけが独り歩きし、そのコンセプトである「気持ちを伝える遺言」については、残念ながらあまり浸透していないように思います。
なぜ、遺言を書く際に「気持ち」が重要になるのか。
改めて、気持ちを伝える遺言について書いてみたいと思います。


気持ちを伝える遺言について、その考え方と、一つの側面について簡単にまとめて寄稿しました。
こちらもご覧ください。

産経関西 【寄稿】「気持ちを伝える遺言で人生をよりよく」

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