2014年10月29日水曜日

なぜ遺言書を書かないのか? (中)

遺言書を書かない理由は、大きく3つくらいに大別できるとのではないかと考えていますが、結局これらの理由でもめることはない、トラブルにはならないと考えているわけです。

しかし、残念ながら実際は違います。

(1)自分には財産なんてないから
   → とはいえ、やはり財産はある
   → 相続人の間で、「ある」か「ない」かはっきりせず、疑心暗鬼になる

(2)自分の子どもたちは仲がいいから
   → 相続トラブルのほとんどが、兄弟姉妹の間で起こっている
   → 両親とも亡くなれば、子どもの関係は変わる

(3)相続分が法律で決まっているから
   → 法律で決まっている相続分(法定相続)で納得しない

諺に「子は鎹」というものがありますが、相続の面から考えると「親は鎹」ではないかと考えています。

親御さんの前ではやはりケンカはしたくない・・・、という気持ちがあるようです。

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