なぜ遺言書を書かないのか、ということを考えていたとき、あることに気づきました。
それは、「書けない」のではないか(そして、結果的に「書かない」になる...)、ということです。
私もそうですが、「遺言書を書いたほうがいいですよ」と当然のようにお話しします。
私の話を聞いてくださった方も、では書いてみよう・・・、と思ってくださるのですが、いざとなると何をどう書いていいか分からない。
それは、書き方をアドバイスすることはできるのですが、書く内容までは教えることはできないからです。
書く内容とは、「気持ち」と関係があります。
つまり、遺言書を書くという場合には、普通「あの財産はこの子にあげたい」とか「この人に自分の財産を譲りたい」とか、そういう気持ちがあるはずなのです。
ところが、それをすっ飛ばして、「ハイ遺言書を書いてください、トラブルがなくなりますよ」と言ったりする。(自戒を込めて・・・)
遺言書を書くには、気持ちの部分から入っていく必要があり、気持ちが整理できれば、遺言書を書くこともできると思います。
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