2014年12月10日水曜日

気持ちを伝える遺言で考える「気持ち」とは?

遺言ツアーの基本コンセプトは、「気持ちを伝える遺言」でした。

この「遺言ツアー」も、単に、「温泉に入り、美味しいものを食べて、遺言書を書く」というくらいにしか思われていないようですが、そうではありません。

それについては別の機会に譲るとして、今回は、気持ちを伝える遺言における「気持ち」について、少し説明しておきましょう。

遺言書とは、それを書いた人の気持ちを表したものであり、遺言書を書こうと思っても気持ちを整理しないと書けないと思います。

つまり「気持ち」とは、遺言書を書く人の「気持ち」であることは当然なのですが、「気持ちを伝える遺言」で考えている気持ちとは、それだけではありません。


気持ちを伝える遺言における「気持ち」とは、遺言を書く人だけではなく、相続人であるとか、相続人でなくても自分の周辺にいる人々の気持ちのことも含めて考えています。
さらにはそういった人たちと遺言書を書く人とのそれぞれに対する気持ち(感情)や、そういった人たちどうし(例えば、相続人どうし)の気持ち(感情)をも含めて考えているのです。

気持ちを伝える遺言では、単に自分の気持ちだけをしたためて遺言書を書けばよいと考えているわけではありません。

実は、そういった「気持ちの一方通行」の遺言書が、相続人にとって納得のいかない遺言書になっているのです。

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