2015年1月7日水曜日

相続に関する「気持ち」は三つ巴

「気持ちを伝える遺言」で考えている気持ちとは、遺言書を書く人の「気持ち」だけではありません。

相続に関係する「気持ち」については、概ね、次のように複雑に絡み合います。


(1)被相続人 の 相続人 に対する気持ち
(2)相続人 の 被相続人 に対する気持ち
(3)相続人 どうしの気持ち
(4)場合によっては、相続人以外の人の気持ち

具体的な内容は順に説明をしたいと思いますが、重要なことは、これらの「気持ち」は、単なる気持ち(感情)だけではなく、法律が絡んでいます。

その代表的なものが次の二つです。

(1)法定相続分
(2)遺留分

相続については、被相続人や相続人、あるいはこのような人に関係する人(例えば、相続人の配偶者)たちと、それぞれの気持ち、さらにはその気持ちとも関係する法律が、「三つ巴」となって絡み合っているのです。


遺言書を書くにあたっても、このようなことを踏まえて、内容や書き方を考えてほしいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿