相続に関するトラブルは、マスコミなどでも取り上げられていますし、そういった話もわりと身近に聞くこともあると思います。
その対策として、遺言書の重要性も語られているところです。
しかし、実際には遺言書を書いているケースがまだまだ少ないのではないかと思います。
これまで、遺言や相続に関する多くの相談に応じてきました。
その経験から、遺言書を書かない理由が大きく3つあるのではないかと考えています。
第一に、
「自分には財産なんて無いから...」
というものです。
これは本当の(?)話か、謙遜してのことかは分かりません。
実際には莫大な(とまではいわないまでも)財産があったりすると、それでもめることがあります。
一方、本当に(?)無い場合でも、もめることがあります。
「本当に無いのか?」ということで、相続人同士がもめることはよくあるのです。
相続のトラブルは、実は「財産のある・なし」が原因ではありません。
財産が「あるか・ないか」という疑心暗鬼のようなものから生ずると考えていただいたほうがいいと思います。
ある相続人は、他の相続人(特に、被相続人と同居していた相続人)に対して、相続財産を隠しているのではないか、その上で「財産なんかなかったよ」と言っているのではないか、と疑いの目で見ることはあります。
そういったことを防ぐためにも、遺言書を書く必要があるのですが、特に「財産目録」が重要になります。
ご自身の財産を全て明らかになるようにしておくことが、後々のトラブルを防ぐことになります。
疑心暗鬼になる、ということは、もちろんそういったことがないのが望ましいのですが、やはり人間ですのでそういう感情が出てくるのはしかたがありません。
そういうこともある、ということを理解したうえで、そういうことが起こらないように遺言書を書きましょう、というのが「気持ちを伝える遺言」の考え方です。
財産があってもなくても、相続でもめることはあるので、そのことは遺言書を書かない理由にはならない、と考えています。
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